よく一般の方に「修業中に冷水をかぶったりしたのですか?」とか
「夜中に山に登ってお経を唱えたりしたのですか?」と聞かれます。
「そうですね。」と答えると
「厳しいですね。」と言われますが
修業の本当の厳しさはそこではありませんでした。
それ以外の部分。
つまり、朝起きてから寝るまで
毎日同じ事を【継続】する厳しさを強く感じました。
冷水浴びや山中行等は、ある種の刺激的行事であり
肉体的な厳しさは感じても精神的には高揚感や充実感があります。
それよりも、毎日同じ時間に起き、食べ、掃除し、寝るという繰り返し。
変化なき【継続】以上に厳しいものはありませんでした。
修業の本当の意味はそこにあるとも思っています。
遍照寺にも毎日お参りをされる方が数人いらっしゃいます。
短時間とはいえ簡単な事ではないと思います。
しかし、そこから見えてくる世界
他の人には見えない世界が間違いなくある事は断言致します。
出来る限りは頑張ってみて下さい。
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